英検1級 二次試験対策
スピーキングの勉強方法についてです。
英検1級の面接は、たとえ英語力がある人でも準備をしておかないと本番で何も話せない、となる可能性が十分にあります。
スピーチのトピックは専門的なものも多く、知識がない状態だと話すことが難しいからです。
頭にない知識を引き出して話すことはできないですからね。
私が英検1級の面接対策にメインで使った教材はこちらです。
『英検1級面接大特訓』Jリサーチ出版
定番の対策本ですね。定番なだけにこの本を使う価値はやはりあると感じています。
この本ではよく出るトピックを「経済」「教育」「文化」など、ジャンル別に分けて、モデルスピーチ、スピーチ後の予想Questionと解答例を載せてくれています。
私は英検1級の2次試験の過去問を見て、「そもそもトピックに対する知識がないから話せない。」と感じたので、自分でイチからスピーチを考えるのではなく、面接大特訓に載っているモデルスピーチをベースにアレンジしたものを2分で話せるように練習していました。
モデルスピーチでは理由が3つ挙げられているのですが、私は2つでスピーチするようにしていました。
モデルスピーチの中の理由で自分が言いやすそうなものを2つを選んで、あまりにも短くなる場合は自分で1文か2文ちょっと付け足して…という風にやっていました。
3つ理由を考えるのと2つ理由を考えるのでは労力も全然違いますし、2つでもスピーチが早く終わりすぎることもないので、2つで十分かと思います。
声を出せる環境では2分間時間を測りながらスピーチの練習をして、通勤電車の中など声が出せない環境であればトピックを見て頭の中でスピーチを組み立てたり、音声を聴いてモデルスピーチに触れる回数を増やすようにしていました。
また、このテキストのスピーチやQuestionの解答例では、かなり難しい英単語を使って表現されていることが結構あります。
自分が本番でこの表現や単語が出てきそうにないなと思ったときは、自分が言えそうな単語に置き換えることもやっていました。
ただ丸暗記ではなく、「実際に自分が本番でスピーチをする」というイメージを持って練習するのがいいかと思います。
ちなみに、本番のスピーチでは練習したものと全く同じトピックが出ることは基本的にありません。
なので、本番では自分の頭に入れたスピーチのストックを、当日のトピックに合わせてカスタマイズして話す必要があります。
頭にスピーチのストックが入っている状態だと、話したことのないトピックでも応用がきいて、理由を考える際のヒントになります。
私も本番では全然練習していなかったトピックでかなり焦りましたが、自分のスピーチのストックの中から関連するものを引っ張り出してその場で何とか考えることができました。
英検1級の難しいトピックに対する意見や反論対処をストックするために、この本はとても有効的です。
また、サブ的に使っていたのがこの本です。